iphoneネット小説ビューア

描写練習♪ 

人物観察:初めて会った「女性」編

2009/06/18

sin

sin

【主題】
 初めて出会った女性を描写する練習。

 女性は、人物造形の花形ですので、是非とも筆によりをかけて描写してくださいませ。 前回と同様に、観察者視点での描写という形式を取ることで、観察者の内面を描写することも、課題の一部です。
 あくまで、描写の課題です。あまり凝った(一般的ではない)設定の構築は、向かないかと思いますので悪しからず。


【定型】
■書き出しは、『彼女の第一声は「はじめまして」だった。』で始めること。 
 『 』 は記述しない。

■次に、必ず観察者の『彼女の声に対する感想』を記述すること。


■3番目に『「女性のセリフ・2」』を記述。


■その後、5項目程度、女性に関する観察を記述する。
 髪型や、表情、口紅などの化粧、アクセサリー、服装、所持品、スタイルなど。
 1文のなかに5項目含めてもよい。また、複数の文にわけてもよい。ただし、あまり長くならないこと。
 *できるならば、それぞれの描写は、その人物の内面につながる要素を持っていることが望ましい。女性の描写は、要素が多くなりがちなので、その視点で厳選すること。


■観察後に、観察者がその人物に対しての返事を行う。
 『「こちらこそ、はじめまして」』など。
 
■最後に、女性のセリフまたは、行動を一つ。
 



 前回の条件指定が、意外に好評だったので、同様の制限を加えたお題を提示してみます。
 女性については、つい「美人だった」などの記号的表現で片づけてしまったり、髪型から服装まで事細かに解説してしまいがちになると思います。

「外面が内面を物語る」という視点での描写に挑戦してみてください。

コメントする

2009-06-20 20:08:43

sin

sin

>海松房さん

 英語で作戦打ち合わせをする日本在住のロシア人。スラブ美人としての完璧な容姿に恵まれつつ、唇に醜い傷跡。某ホテルの指揮官ほどではないでしょうが、さぞ迫力のある美女なのでしょうね。特異な状況設定ではあるのに、自然に流れに入っていけるあたりがちりばめた国際的な用語が生み出すバランスの良さなのでしょうか。
 瞳の青空の描写に、シルクロードのオアシス都市、こういう粋な小技は素敵だと思います。

 それにしても、アンドレイとナターシャ。さりげなく戦争と平和から人物を引っ張ってくるあたりが憎いですね。


>朽葉さん

 前回の「裏」ですね。
 男には自分の欠点は見えず、女性はその欠点一つで「何か嫌!嫌だから嫌!!」という最強の拒否反応を発動するから怖いです。着物の似合う和風美人が、完璧な営業スマイルで防御すると、確かにこちらからは踏み込めない感じがすると思います。
 不自然な視線の動きに、男性が自分の失態に気づけたらいいのですけどね。

 連続挑戦、ありがとうございました。

2009-06-23 03:21:27

 彼女の第一声は「はじめまして」だった。
 容姿からは想像もできない低い声。
 その声を聞いたときに、一瞬硬直したが、彼女には悟られなくてすんだようだ。
 彼女は笑顔で続ける。
「そのロザリオ、素敵ね」
 僕は何も言えなかった。吐息がかかるほど近くに、彼女の唇があったからだ。
 ふんわりとウェーブのかかったミディアムヘア、猫のようなきついツリ目に、血を塗ったような真っ赤な唇、真っ黒なワンピース、それに、それに───
 その手には、僕が贈った、黄金の指輪。
 彼女には、会ったことがある。しかもそればかりか、昔恋人だった仲だ。しかし、僕は知らない振りをして言った。
「こちらこそ、はじめまして」
 僕のロザリオを指でいじりながら、彼女は無邪気に話を続ける。
「このロザリオ、見たことあるわ。どこだったかしら?」
 このロザリオは、昔、彼女が僕にくれたもの。
 これはゲームなのか?それとも───
 彼女は意味深に微笑を浮かべた。


  END


##########################################################


  あとがき

 外見的にも、性格的にも、魔女のような女性を表現してみたかったです…が…。難しい。
 あとこいつら、互いの会話を全然聞いてないよ!

2009-06-23 23:02:45    自分のコメントを削除する

 彼女の第一声は「はじめまして」だった。
 凛と透き通る声。背後から感じる咽るような花の香。
 そこに立っているのは女性――――で、合っているだろう。

「お迎えに……参りました」

 落ち着き次の言葉を口にする。
 小鳥の囀りのようにその声は軽やかに僕の耳に入り、その心地良い音に目を伏せた。
 時の流れが存在を消し、光が僕を包み込む。
 閉じているはずの瞳の裏に彼女の姿が映し出され、この世のものとも思えぬその姿に僕は涙し膝を折った。
 顔を上げる事すら罪のような、光を纏う熾天使は優しく微笑み頷いた。

「神よ……感謝します」

 6枚の白き羽根を包み込むように大きく広げ、彼女は僕を誘い連れ逝く。
「帰りましょう。神の元へ――――」


***********************************
何故か2回目。その前に男性編を書いて来いよって。
その前に自分の話を書けよって・・・(吐血)
何だか、また“規定”を無視して書いている気がするんですが・・・

熾天使は6枚羽の上級天使です。
ま、それは良いんですが・・・そんな上級天使が自ら死んだ人間を連れに来るのか?と、根本的な部分を突っ込みたい(汗)
天使の位で言うと最上なんですけどねぇ・・・この人たちの普段の仕事は何なんでしょうか?
天使や悪魔、神話系の話は好きだけど、知識がかなり偏っているもので(滝汗)

2009-06-27 00:39:02

彼女の第一声は「はじめまして」だった。
僕を見つけるなり、ここまで全力で駆け寄ってきた彼女は、止まりざま凄まじい運動エネルギーを持った声を発したのだ。
僕は、言葉を失ってしまった。

「あぁ!ごめんなさい!」
彼女は肩で息をしながら勢い任せに謝るが、それがさらに僕を混乱させる。
余程、急いで来たのか、彼女はTシャツにベスト、クォーターパンツというラフな格好をしていた。
あのランニングフォームといい、この勢いといい、きっと彼女は運動部なのだろう。
僕が推察している間に、彼女は息を整え、引き締まった姿勢で僕に向き直っていた。
リップクリームを塗る暇もなかったのか、少し乾燥した彼女の唇がニカリと笑みを作る。

「あ!こちらこそ、ごめん!」
照れてしまった僕は何故か謝ってしまった。

「あの、私行きたい所があるんだけど!」
彼女の要望に、緊張している僕はロボットのように快諾する。
まさか、この後バッティングセンターで彼女に醜態をさらすとは思いもしなかった。


// // // // // //
よくあるパターンですね。
きっかけはよく分かりませんが、ちゃんと会話したことのない2人が遊びに行くというお話ですね。
バッティングセンターでガンガン飛ばしてる女性ってカッコイイだろうなぁとイメージしました。

後で読み直すと、主人公の“僕”は彼女を観察しすぎてて、若干怖いです。きっと思春期なんでしょうね。

2009-06-27 15:43:20

sin

sin

>むーやんさん

 金の指輪とロザリオを贈りあった元恋人の再会場面、ですね。
かたや、魔女。かたや、ロザリオということで神父(牧師?)さんでしょうか。
立場の異なる二人に、何か因縁があったのか。あとに興味をひく始まりだと思います。


>玲宇さん

 臨終に現れる天使ですね。私の世代だと、お迎えの天使といえばネロを迎えにくるハイジ天使ですが、なるほど、最高位のセラフィムがお迎えとは豪毅です。
 天使は中性というか無性の存在ですが、女性のように見える/振る舞う者もいるそうですし、キリスト教の四大天使の中にもガブリエルなどは女性格を与えられて描かれることが多いですね。サナトリウム文学の終局などに美しい描写があるといいですね。

>お安さん
 
 一目でお互いを確認できてしまっているのですが、初めて顔を合わせる男女のデート、活発なスポーツウーマンに振り回される男性、ですね。
>後で読み直すと、主人公の“僕”は彼女を観察しすぎてて、若干怖いです。
 メル友なのか、ネットでの知り合いなのか、デートの約束をとりつけつつ、「はじめまして」なのであれば、むしろもっと観察に走ってもいいぐらいだと思います。
 不思議な関係で、興味深いです。

2009-07-02 21:33:59

彼女の第一声は「はじめまして」だった。
 張りのある伸びやかな声。「七色の」という形容詞は彼女の声にこそふさわしい。
「あ-んー、えっと……」
 が、次の台詞はあまりにも酷い。緊張してというわけでもないのだろうが、どうしても言葉が出てこないらしい。
 某有名宝飾店から貸し出された高価なネックレスと指輪、結い上げられた髪に輝く真珠とダイヤモンドの輝き。ドレスももちろん某有名デザイナーの一点物だったのだが、その外見と口調と役どころとのギャップには、流石になんといえばいいのか、苦笑を禁じえない。
 どうやら彼女の本来の性格は、どうにもちょっと意地悪してしまいたくなるタイプなのだ。
「まず初主演という大役を終えた感想をまずお聞きしたかったのですが、最初にお名前と舞台のタイトルから伺った方がよろしいですか?」
「あ、そうか、はじめまして、私は北島マ……」


***************
えっと、某マンガ喫茶にて着想……。
特に書くことは何もありません。
楽しませていただきました。

****************
どこでコメントするか迷って、再投稿してしまいました。

なんか玲宇さんの天使がよかったです。
自分にとっては「天使と悪魔(映画はみてないですけど)」のイメージでど真ん中きました。

この雰囲気大好きです。






2009-07-28 17:34:55


彼女の第一声は「はじめまして」だった。
明るく陽気な声がなじみ深く聞こえた…初対面なのに…
古い玄関の扉を開ければそんな彼女が立っていた。

「何か用でしょうか?」
「ちょっと待って・・・」

そう言うと彼女は腰につけている灰色ポーチに手を伸ばした
彼女は大人っぽい黒い服を着ている
だが、髪は方までの明るい金髪で瞳は蒼くキラキラ子供の様に輝いている
小柄な身長から見ても・・・餓鬼だか大人なんだか・・・

「はい・・・」

彼女は一枚の紙けれを渡してきた
それは、彼女とは逆にもう何度も見ているモノだった

「家賃払ってください。」

目の前の路上では大家のばあさんがコチラ見ながら笑っている
…新手かよ…確かにこんな餓鬼の前で断るなんて…大人としてな…と思い
俺はあるだけ金を払った…そして、彼女に飴玉をやった

その時彼女がいらっとしていた事に気づいたのは…
次の日学校で彼女を見た時だった。


___________________________


参加させていただきます!!

描写と言うより御話風になってしまいました!
と言うより御話のあらすじみたいにっっ…

初めて会った時小学生だと思っていた人が本当は同級生だった
って言うオチです。なんか良くありそうですね。
描写とかは結構苦手なのでアドバイスなど頂けたらうれしいです。

2009-08-01 00:46:51

sin

sin

思い切りコメントが遅くなり、もうしわけありません。

>海松房さん

 芸能ネタには詳しくないので、おそらく有名であろうネタ元の女優さまがわかりませんでしたが、人気女優の稚拙さと、それを気づかう周りの配慮はおもしろかったです。


>柳 紘夏さん

 東洋人は西欧の人間から見ると、童顔というかネオテニー(幼児退行)体型なので年齢が読めない、と言われますが、金髪碧眼の童顔女性、ですか。
 ただ、同級生であれば顔を見知ってはいると思うのですが、4月での学年はじめだったのか、転入生だったのか、私服と制服で印象が全く変わっていたのか、最後の2行だけでは状況が読み切れなかったです。舞台設定が日本であるのなら、彼女は非常に目立つ存在だと思うので違和感を感じました。

2009-08-03 02:40:26

初めまして。コミュニティに入会したてのタジマと申します。こんな練習の場があるなんて素晴らしいです! もっと早く見つけておけばよかった……と後悔しきりです。よろしくお願いします。

ここのトピックに投稿された皆さんの練習作品を読ませていただきましたが、一定の縛りがあっても、個性がはっきり出るものなんですね。縛りがあるから、むしろ個性が際立つのでしょうか。面白かったです。

私も練習文を書いてみました。制限は守りきれませんでした……。

+++++++++++++++++++++++++
 彼女の第一声は「はじめまして」だった。

 囁くような小さな声だ。
「ここで、何をしてるの」
 そう言いながら、彼女は木の根元に座り込んでいる少年のそばにしゃがみこんだ。顔が近くに来る。地味な田舎女だった。それほど若くない。外套は色褪せているし、帽子の縁取りは安っぽい模造石だ。
 しかし、その帽子から柔らかい髪がこぼれているのを見つけたとき、少年は思わず手を伸ばし、帽子を払いのけていた。金色の豊かな髪が彼女の肩にふわりと広がる。一掬いすると掌の上でしなやかに流れた。
 彼女は困ったように笑っていたが、少年の行動を止めさせようとはしなかった。その代わり、最初の質問をもう一度繰り返すので、少年は首を横に振った。
「迷子なのかしら? ここは寒いからうちにいらっしゃい」
 優しい眼差しが注がれる。まつげも髪と同じ色であることに、少年は気付いた。

 この女ならいいかもしれない。男はダメだ。優しくないし、喰っても骨ばかりで。

「ね? さあ、立って」
 彼女の細い手が差し出される。少年は躊躇わずにその手を握った。
+++++++++++++++++++++++++

 書いてみて気付いたのですが、静的な描写って苦手だったんですね、私! 観察どころか、セクハラに走ってしまいました!
 むずいです。

2009-08-22 15:42:44

sin

sin

すみません、一番肝心なレスをしていませんでした。

>タジマカネコさん

欧州の片田舎が舞台でしょうか、少年と女性の出会いと思いながら
>喰っても骨ばかりで。
一転してモダンホラーですね。
金色の髪やまつげの柔らかそうな描写が、柔らかい肉の質感を
連想させるようで不安を煽りますね。

15件中 1~10件を表示
1 2     次を見る

コメントを書く

コメント
必須
10,000文字以内
 

コメントを送信

ページトップにもどる